2009年10月アーカイブ

辛抱

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辛抱肝心

もうすぐ冬を迎える山の上に

春から夏の恵みの中を走りまわった馬たちが

枯れ始めた草をはむ

 

 

みぞれを含んでいるような雲が一面に広がっているが

こちら側は晴れ渡っていて

強い風と、時雨れる寒さと、

強烈だけれども暖かくはない日射しの中に佇む

 

そろそろ帰れる我が家の寝床を考えているのだろうか。

 

 

 

PHOTO026s.jpgもうすぐ雪が降るだろうことは

すでに大量の『雪虫』が飛び廻ったので判っていたが、

この雪虫達も勘が鈍ったか、何かに惑わされたか、里ではまだ雪を見ずにいる。

 

もう日射しが出始めた湖畔沿いの路には、霜の溶けた水滴が光る、一枚の朴葉が落ちていた

 

これから冬の辛抱が始まる

 

お願いの形でお知らせです。

秋になっていくつかの出来事が重なって・・・・・・

 

 

風景 013s.jpgあまり善きニュースではないので、静かにしていようかなとも考えたのですが、

お願いしなきゃいけないということで・・・・・・・・。

 

輸入小麦の値段が下がります。が、去年の値上げ分にはとても及ばぬ下げ幅でした。

見通しが甘かった・・・。この時期に下がることを予想して、値上げを控えていました。

だがしかし、他の物の値上げが響いてか、残念ながら手元に届く頃の値下げ幅は低いものに。

追い打ちをかけるように、

北海道産の小麦が値上げ。

これは大きく値上げして、しかも品薄状態。

 

申し訳ないのですが、

食パンと、北海道産小麦を使っているパンの値上げをさせて下さい。

今まで食パン一斤230円でしたが、

20日から250円へ値上げです。

北海道産小麦使用のパンに関しては、店頭にてお知らせします。

 

 

 

いろいろな仕事が積み重なって、あちこちを右往左往している時、

不意に七飯の店を6年前に自国に戻った『テリー』が訪ねてくれた。

 

09,11 048s.jpg

 

 

電話でのお話しぶりで、

お元気なのは分かったが、

自宅に戻ることもできず、

逢うことは叶わなかった。

もう、還暦から10年以上は経つのではあるまいか・・・・・

 

お元気だ。

 

こなひき小屋の現役時代から、元気溌剌・唯我独尊・・・・・・・

といった風の貫禄はあったが、

 

・・・・・・やっぱり、齢の貫禄も着実につけたのだ。と察する。

が、当時から成長したスタッフ達には、

姉御肌はそのままの、心優しき変わらぬ『テリー』だったようだ。

 

時の経つのはいつの間にやら、気が付くとあらゆる事が既に過ぎ去ってしまっている。

 

はる小屋にて 023s.jpg

 

カメラを構える田代監督は『新得空想の森映画祭』から生まれた映画監督だ。

ドキュメントの世界に魅せられて、『闇を掘る』で助監督を勤めた。

監督として『新得共同学舎』で二つの家族の何年かを撮り続け、

見事に映画に仕上げて、現在、高き評価を得ている。

 

『はる小屋』という、姉妹のような名前が付いた山麓にある大きな小舎で、

酒を飲みつつ、監督の作品『空想の森』の映写会をした。

 

何年か前の、うら若く何かを目指す知り合い達の姿が映し出され、

衝撃も無く、未知もない、淡々と流れるまっとうな生活を描いたドキュメントの素晴らしさを味わった。

時は経て人は変わる。

知識を身につけ、知恵を得る。老いてさらに知り、寡黙にもなる。

 

熟成してゆく人々の姿と、映像の中の変わらぬ若き姿の奇妙なギャップ。

その時を知りつつ見つめたスクリーンの中で、

必死になって考え、悩み、心から楽しんでいる人の姿は美しいものだった。

 きっと今もそうなのだ。

 

 

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