あっちこっちをこのスタイルで歩き回る。
雪があれば何処でも入り込めるから楽チンだ。学生の頃は雪の山にはいるときも夏の山でも、ほとんど坪足状態だったのだけれど、最近はこれ。
楽チン楽チン・・。
あっちこっちをこのスタイルで歩き回る。
雪があれば何処でも入り込めるから楽チンだ。学生の頃は雪の山にはいるときも夏の山でも、ほとんど坪足状態だったのだけれど、最近はこれ。
楽チン楽チン・・。
大沼の廻りには、小さな里山やちょっとした小高い丘があって、
その後ろには、大きな渡島不二『駒ヶ岳』が控えている。
噴火の後に入山禁止となってから、もうかなりの時間が経って、
いよいよ山は山らしく佇むようになってきた。
相棒と里山の一つに登ってオラが不二の山を眺めた。
相棒は四足歩行を生かしてぐんぐんと登って行き、ぼくは深い雪に汗だくになりながら、スノーシューの足を前へ進める。
木々の切れ間から綺麗な白い不二の山が見え、陽に照らされた雪のトレースを踏んで遠くに想いを馳せた。
今日は朝から晴れている
気持ちの良い朝だ
旧暦で12月にはいると、
急に日も長くなってきたのを実感するし、
夕刻の美しさも際だってきているのを感じる。
部屋からみた臥牛山
いつもよりも光り輝いていて、今日は登山日和。
大沼の氷もすっかり厚みを増したから、フトッちまったあたしと愛犬が乗っかっても大丈夫だろう・・・・・
大沼を渡って駒ヶ岳の裾野でも登ってこようか・・・・
日曜日だった!混んでるかなぁ・・。
やっぱり人の居ないときを狙ってゆこう。
もうあちらこちらが冬の真っ最中。木々は埋もれ、先が見えない。
こんな風景は山にはいるとすぐに出会えてしまうから幸せだ。
沖縄から来ているお客様に自慢できる。昨日はエアコン入れたよ・・というのはそのお客様の家の様子だ。こないだお正月だったんだぞ!
外と内の冬景色。旧正月までは冬だ。
いよいよ今年も始まって一週間だけれど、何日かは新年会がつづいてちょっとグロッキー・・・・。
忘年会は仕事柄忙しい時期を迎えている人々が多いので、集まりはもっぱら新年会ということになる。
今日もその新年会があるけれど、今年の大仕事のうちあわせも兼ねているので、大任を担っている人は大変で、酔っている閑はないのだ。
今年の大きなイベント。
3月には『第二回北海道バゲットコンクール』
4月には『バル街』
9月には『第二回世界料理学会』と『前夜祭バル街』この間に『云々』が入ったり『カンヌン』が来たりする。
中でも『世界料理学会 』は極少人数での企画だけに連絡網の確立と、コミュニケーションをキチンと取ることが何よりも重要になる。
連絡を一括して進めるための情報網の確立や方法、それを使っての各国のシェフ達とのうちあわせはT村教授。
地元企業や協賛者への協力依頼や、必要物品の調達とその調整はW田アドバイザー。
企画案や当日のセッティング司会はK村親方。
全体の判断と責任はH谷シェフ・・・・。
これだけのことだが、当然だけれど、それぞれの仕事量、責任の所在、時間的な制限、肉体的な拘束、金銭的な負担はそれぞれが覚悟を持って進めてゆかなければならないし、誰かの提案には即座に反応できる気配りを持ち合わせなければならない。
誰かがやるよ・・ではすすまないのだ。
ここにある力はなんだろう?僕らを動かしているのは、何よりも楽しいことなのだ。これだけの負担を負いながらも『楽しさ』を享受できる喜びはなんともいえないものがある。
スペインからやって来た一つ星シェフのダニー。
日本の片田舎街で世界の仲間達と迎えることの出来た誕生日は、『サプライズで喜びに充ちた時間だった』と語ってくれた。
『何よりも、晴れの舞台で発表できたこと、大勢の仲間と語り合えたこと、こんな時間と空間を作ってくれたことに感謝している』とも。
こんな楽しいことはない。
僕らが楽しまなくてどうする。
今年関わる企画やお手伝いするイベントお祭りが『楽しめる』ものであることを願っている。
写真・・ayako・satou(料理学会写真担当)
2001年の旅から9年経つと、宇宙の旅もずいぶんと変わって、2010年には行き先が木星から土星に変わったりするのだけれど、人間の9年の経過は、全体のストーリーすらも変わってしまうこともある。
十年一昔っていうヤツだ。
10年も経つと加速度的に変化する自らについてゆくのも難しい。
変化が無いように見ていた日常が、毎日変化に富んでいることに気付き追ってみたいと思うようになった。これは経年劣化で積み重ねてきた、喜ばしき知識かもしれないが、今年の抱負にするには気が利いていまいか。
いずれにしても旅はしているのだし、宇宙にいるのも変わらない。乗っているのは「ディスカバリー」とは変わって、行き先も何処に向かうのかは判らなくなっているが・・・。
宇宙の旅は2061年を経て、3001年で終局への旅を迎える。
私の旅は何処に向かうのか、いずれにしても現在には戻らない。
本年も善き年でありますように。