2011年2月アーカイブ

春待ち

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ここのところの陽気で、一気に道南は春に向かっている。

川辺や南斜面の里山は、木々の廻りから雪が溶け始めて、いよいよ春の空気が充ちている。

 

sDSC00216.jpgいつも最初に雪が溶け始める、家の近くの日溜まりには、

早くも福寿草の金色の花が咲き始めた。

空はうっすらとした青色で、遠くは春のもやに霞んでいる。

 

ザックザックの粗目雪も、歩きづらいことこの上ないけれど、それでもなんだか頬が弛んでしまうのだ。

 

山中の空気には、尾根づたいに続く誰かの足跡と共に、息遣いまでもが残されていて、春を待っていた生き物が歩き回り謳歌している幸せが充ちている。

春は好きだ。

ネコ

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我が家のネコ。

名前は『ペコ』。迷いネコで、来た時はとっても小さくて、

首に碧のリボンで結ばれた銀の鈴を付けていた。

飼い猫だと思ったから、店の裏に段ボールで家を造ってやり、その中にいたのだけれど、

厳冬の最中に可哀想になり、家に連れ帰った。

小さいネコと思っていたネコは、子猫だったということらしく、どんどん大きくなって今ではこの状態だ。

もうあれから随分と時が経った。もうこの娘も12歳くらいか・・・・・・

ストーブの前は指定席で誰も侵すことはできない。

sDSC00181.jpg家族の構成も変わった。

お客様も変わった。

家や店の廻りの風景も変わった。

 

 

今日のストーブは機嫌が良いね。

インフルで、ある家族がダウンした。

野暮用で札幌に行った日にその報告は来た。「Pain屋」の危機だ。休業だ。

「すわ!」ッと思ったけれど、何せコチトラ札幌である。

急いで帰ったわけではなくノンビリとしたものだったけれど、取り敢えず、帰宅した翌日からは函館の店の仕込みに回った。なんと一年ぶりくらいでミキシング・・・。生地温が上がらずに苦労する。

二日間、札幌でのなれない野暮用で疲れた身体にむち打って、パン作りを一からこなしたが、やっぱりパンを作ることが好きだと解った。

 

110122_1307~0001.jpgこれだけでもメッケモノかもしれないな。

明日からまた札幌だ。

 

もう二週間も前だけど、仕事もほとんどすることが無くて、朝からず~~っとこの坊主とデート。

深雪の中をあちこち思う存分遊び回っている時間があったのに・・・

 

今では考えられない。

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